デパートの7階へとエレベーターに。 昼食時間の為結構混んでいる。
入口で5歳くらいの子供が、操作ボタンを押して全員乗るのを助けていた。
可愛く思い「ぼく、ありがとう」と声を掛ける。妻が側から「女の子よ。」と小声で言う。
しまったと気付くが、既に手遅れ。少し恨めしそうな顔で見上げている。
周りの大人もじっと見つめている。
とっさに「賢そうなので、男の子かと思った。クラスで一番でしょう。」と取り繕う。
途端に彼女はご機嫌顔に変わり、廻りの大人も笑みが浮かぶ、私もホットする。
その子は母親と5階で下りたが、エレベーターの扉が閉まるまで見送ってくれた。
まるで天使の様に。(これ又失礼、天使は男児だったかな?)
彼女はきっと聡明な美人になるに違いないと、気分爽快になる。
常々、どちらか判らぬ場合は「お譲ちゃん」と声掛けるものだと言われているのだが。
とっさに出た「賢そうなので…」も問題発言だったかも?
(じゃあ、女は賢くないのと言われそう)
言葉は難しい、でも会話に躊躇するのも楽しくない、歳に免じて許してもらおう。
天使に出会う
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