若い頃は、仕事に関する専門書以外本を読むことはなかった。
それが65歳ぐらいから読書急増(他人には大した量ではないかも)
意識してジャンルを広げる事を心がけながら選本。
直近に読んだ5冊 (歴史物は外す)
① 憲法はまだか (ジェームス三木)
② 言葉が違えば、世界も違って見えるわけ (ガイ・ドイッチャー)
③ 日韓共通歴史教材 学び、つながる (日韓共通歴史教材 制作チーム)
④ 北京のモリソン (シリル・パール)
⑤ 鉄道の「知」を探る (鉄研三田会)
⑤鉄道の「知」を探る 新たな楽しみを感じたので紹介します。
内容は勿論、鉄道。
列車の技術面たけでなく、鉄道誕生から始まる歴史や、
駅舎、橋梁、それに私鉄や海外へと広がる。
写真が多く、しかもバックの景色も気が利いて、
専門的な内容があるにも関わらず楽しめます。
「列車と車両」「粘着力」「連接車」等々私にとっては所見の単語。
でも解りやすく説明されている。
車両の連結に遊びを設け発車時の駆動を助ける話。
貨物列車が「ポー…」と汽笛を鳴らし、ガタン・ガタンと音を発し、
独特の振動と共に後ろへ伝えながら、スタートしていたのを思い出す。
「行き止まり式ターミナル駅」は日本では珍しいと写真入りで阪急梅田駅を紹介。
昔の阪急梅田駅(現在より南に2Kmにあった)
を思い出しながらこれも懐かしく、楽しめる。
少しだけ内容を紹介しましたが、写真でも文章でも図面でも楽しめる。
著者者が慶應ボーイ(元ボーイかも…)15名。
趣味同好会のようで、労作というより楽しんでおられるのだろう。
そんな事で、価格1800円はこの労作にしては、大変お徳。
電気、機械卒は無論、経済、法律、商業と多岐にわたっているので
内容に幅があるのでしょう。
鉄道お宅でなくとも面白い
鉄道がわかる