備中松山城

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 女房に誘われ備中松山城見学。
NHKの大河ドラマ真田丸のオープニングで登場する山城である。
最も高い所(標高430m)に天守が現存すると言う事で、日本三大山城に挙げられている。
一番驚いたのは城郭である。予想に違いのスケールに、来て良かったと感動した。
牛が伏した姿に似ている事からこの辺り一帯を臥牛山と呼び、岩石に恵まれている為に成せた技である。大阪城の様に各地から石をかき集めたのでなく、全て地元産だと案内人は自慢。
確かに、自慢できる代物だ。しかしその自慢の岩盤に亀裂が生じ心配だとの事。
写真中の右下に⇐で示した先に、守りのお地蔵さんが見られます(拡大して下さい)
そのすぐ右上には亀裂の発生した岩盤の動きを観測する装置が設置されています。
1240年から500年間で16代もの城主が入れ替わり、城壁も立派な物からそうでない物まで色々、私には近代に補修したものが一番粗末に見えた。
地震が増えてきた昨今である、これからの保全を頑張ってもらいたい。
石垣ばかり述べてきたが、天守も国の重要文化財でそれなりに立派である。
しかし自然の岸壁の上に築かれた城壁からは、よほど大きなお城だろうと錯覚する。