戦艦大和を生んだ呉市の高校を卒業し、53年。
同期に大阪在住者が多く、熱心な世話役に恵まれ頻繁に集う。
今回は京都駅に、呉市からの参加を含め、総勢13名の集団行動。
雑談とも挨拶ともつかぬ会話が続きぞろぞろと御所に向う。
遭難者が出ぬように、先頭にリーダー、最後尾にサブリーダが監視。
観光者の多い京都ではこれは必要だ。
以前、嵐山と奈良で迷子を出しているのだ。
信号を渡るにも1度では先ず無理、小学生の遠足さながら
ぺちゃくちゃ喋りながらの移動。
先を急ぐよう指示しても、人の話は聞こえぬ。(実際に聞こえぬ人も出てきたが)
70年以上人生経験をすると、リーダー気分の人も増える、
しかも頑固で自信を持っているので小学生よりたちが悪い。
迷子になろうが、人を待たせようが、お構いなし。
夜の宴会でこれを、肴にはしゃぐのだ、全く反省なし。
それでも皆、笑顔だ。
初めて蹴鞠を観戦。平安時代より貴族の間で流行と聞く。
サッカーより古いかも…
昼からは相国寺(承天閣美術館)で円山応挙展を楽しむ。
鑑賞するものは、数名。
他は楽しむのだ、勿論おしゃべりである。
昼食で乾杯をやっているので、賑やか賑やか、
展示場では無理、ロビーが主戦場、入場料払ってである。
応挙にも、一言触れるのが礼儀であろう。
江戸時代の画家で、七難七福図巻が有名である。
天災・人災・福寿の3巻に渡り、合計36mもの大作。
当時の人物・風景描写が一般人の生活もリアル。
夜は京料理で盛り上がり、明日は東寺南門集合となる。
