楽しみにしているOB会に今年も参加出来た。
昔は三原市と尾道市で交互に開催されたが、近年は尾道での開催が多い。
呉市で育った私は、海辺の香りが懐かしく、毎年早めに行き2時間程ぶらつく。
尾道駅の東側にアーケード付きの立派な商店街がある。
山沿いに国道2号線が走り、それと海岸との間を商店街一本。
全て歩けば20分程掛かり、さらに10分程東に進むと、しまなみ海道が見られる。
40年程昔からチョクチョク歩いたが、最近は年一度だ。昔と変わりハイカラな店もちらほら。
カメラをぶら下げた若い観光客が増えている。
右の写真は魚を荷車に乗せ、売りさばく漁師。
客の要望に合わせ、その場でさばいてくれる。
昨年は二カ所で見られたが、今回は此処だけだった。少々寂しい。
幼少の頃、呉でもよく見られた光景で、関西から近所に転勤してきた若奥さんと、
魚屋とのやり取りを思い出した。
手際よくさばいている漁師に奥さんが、「新しいの…」と尋ねる。
すかさず「皆生きてる…」と返事が返って来たのを覚えている。
奥さんの名前はたしか「あたらしさん」だったので頭に残ったのだろう。
魚売りを眺め往復ゆっくり歩き商店街の入り口に帰って来た、写真の時計が11時。
OB会は11時半からだ。懐かしい仲間と集う前の散策、
さぞ酒は旨いだろうと会場であるホテルに向かう。
OB会 その1
旅のたのしみ