カチン

 孫自慢やら、花粉症にもめげずに読書・散策とノンビリ過ごしている。
健康にも恵まれ、腹立つ事もなく感謝の日々である。
 そんな私でもカチンと来た出来事をのべる。
携帯電話がすぐに通話不能になる。毎日充電してもである。
カチンと来たのはこれではない。
我慢を重ね使ったが、ついに携帯電話屋(ソフトバンク)を訪ねた。
待たされた挙句、電池が劣化しているとの事。
この時点でも、少しも不快感はない、6年も使ったのだから。
それではと、電池交換を依頼すると又待たされ、取り寄せになるので6カ月かかるとの事。
では電話機を買換えると言うと、ガラケイは1年掛かると…。ここでカチンと来たのだ。
通話とメールが出来れば他は必要ない、カメラ機能も不要。ガラケイで充分ではないか。
6カ月とか1年と言えば、売らぬと言ってるのに等しい。
現代のスピード時代に何たることだ。
 私も機械販売の営業を30年やったが、修理に1週間を超える事はめったにない。
製造中止になった機械の場合でも、中止から10年は責任を持った。
部品の製造が中止になっても、下取り機械から適当に部品を外し在庫したものだ。
メーカーとしての責任だと思う。
 携帯業界は世界を股に製造・販売し、巨大化している。
作っている人間と、販売する人間とが離れ過ぎ、安価に作り大量に売る事に努力し
顧客を見ていない。
規模は違うが作っている現場も使っている現場も見えた私の場合は、
作り手・使い手の双方の現場が見え、気持ちもわかる。
それでこそメーカーの人間だと思っていた。
それでも、会社は30年間赤字になった事は一度もない。
 効率と量を追いすぎると人件費の安い国には敵わないだろう。
こじんまりとしていても気持ちのこもった物でそれなりの価格で販売できぬだろうか。
観光事業も「おもてなし」をうたい伸びてるではないか。
 今 使っているガラケイを何とか・・・と思い、他の店を訪ねると親切な対応で、
2週間で交換出来、問題解決。
他の店というのもソフトバンクだ。店により、こんなに違う事を孫社長はご存知かと、
また腹が立つ。