春を呼ぶ梅と舞妓

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 1月9日は暖かかったので京都北野天満宮へ夫婦で梅見に出かけた。
予想通り紅白とも咲いており、春の香りを楽しむ。
帰りは少し散策・・・と、地図を見ると歌舞練場がある、祇園だけかと思っていた。
こちらは上七軒歌舞練場と呼ぶ。現場に近付くと、大勢の人だかり、皆カメラを持っている。
何だろうと尋ねると、今日は歌舞練場にて始業式が行われる。お師匠さん、お茶屋の女将、芸妓さんに舞妓さんが黒紋付の正装で新年の挨拶を交わすとの事。
通常とは違う正装に稲穂の簪(かんざし)姿の舞妓さんが通るのを待っているのだ。
外人も数人混じっている、中国人はいない。
私もつられて待つことしばし。 やっと稽古場から出てきた舞妓さんは、我らを交わすべく
歌舞練場の裏口に誘導された。ただ一人それを振り切り表玄関に向かう。
そのサービス精神は見事、すそを軽く持ち歩く姿を1枚パチリ。
 その後、西陣織会館を見学。
こちらではきものショーが催され、大勢の人だかり、9割は外人。中でも目立つのは中国人。
 最後に京都絞り工芸館を見学。東海道53次を絞りの技法を駆使して絵画として展示、
我らも歩いたので、思い出しながら見事さに感動。
一番手の込んだ絞りは職人がいなくなり、伝統の技術が途絶えるそうだ。
着物一着分を完成させるのに2年程かかるそうで、高価になり買い手がいないそうです。
爆買の中国人はこちらには殆ど来ないようです。
春が来たような陽気に梅、着物と楽しみ、最後に少し寂しく思いながらバスで京都駅に向かう。でも元気に2万歩、感謝、感謝。