お気に入りの靴、11年近く履いた。
妻はこの靴で共に歩くのを嫌がる。私が友達と会うときですら履くのを強く反対される。
でも足に良く馴染み疲れない。ただ路面が濡れていると靴下が濡れてくる。
天気の好い日は全然問題ない、底が減った分、益々軽くなった様で快適である。
確かにみすぼらしいが表面は破れていない。
内側の底はまだサラッとして綺麗なものだ。
子供の頃は破れた靴を履いていたのは珍しい事ではない。
裸足で遊んだあとそのまま履くから中まで泥んこ。
野球(三角ベースが多かった)やドッチボウルなどをやるときにつま先で地べたに線を引くのだ。それも度々だ、線が薄れるたびにやるのだから。
今ほど材料が丈夫でなかったし、布で作られたのだから。靴もたまったものではない。
それでも履く方も、周りも気にしなかった様に思う。
私が気付かぬだけで、実際には気にする奴も結構いたのかも…。
粗末な素材でも使い切った昔が懐かしい、まだまだ使えるのに買換える現代に???
そんな昔を思い出しながら、本日を持ってお別れとする。
靴
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