GHQ焚書図書開封を10巻まで読みました。
読み始めたのが7月9日だから2ヵ月足らずで読み上げた。
まだ続巻が出る様だが、この辺で一応終わりとしたい。
5巻までは興味の方が勝っていたが、それ以降はちょっと付いていけぬ気分。
図書館で借りて読んでいるのだが、5巻以降は本が綺麗である。
5巻は早くから発行されている為もあるが、極端に読まれた形跡が違う。
80才の戦前生まれの方が書いた本であり、その当時の思考を鮮明に教えてもらえる。
強烈な印象を受ける、その考え方には大いに感じ入る事も多くあった。
GHQとは「連合国最高司令官総司令部」の事。マッカーサーをトップに据えた米国を主力とする占領軍の事。
そのGHQが戦後日本から消し去った書物と、それを実行した人々の紹介本である。
実行した人の中には勿論、日本人もいた。戦争が始まる流れを植民地時代に遡りとらえた本の紹介。
戦後70年に読むに相応しい本であった。
・「GHQ焚書図書」とは何か
・占領直後の日本人の平静さの底にあった不服従
・正面の敵はじつはイギリスだった
・アジアの南半球に見る人種戦争の原理
・「パターン死の行進」直前の状況証言
・日本軍仏印進駐下の狡猾惰弱なフランス人
・「皇室と日本精神」(辻善之助)の現代性
・戦後「大義の末」を書いた城山三郎は、夕暮れのキャンバスで「国体」を見た
・太宰治が戦後にあえて書いた「天皇陛下万歳」をGHQは検閲であらためて消した
・ハワイ併合に対する日本の抗議
・アメリカのハワイ・フィリピン侵略と満州への野望
・排日の担い手は英米系教会からロシア共産主義へ
・アメリカのハワイ敗戦を検証したロバーツ委員会報告
・シナ軍閥の徴税・徴兵・略奪
・いかに満州人は放逐され朝鮮人は搾取されたか
以上が5巻までの目次から一部を書き出してみました。
GHQ焚書図書開封
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