久しぶりに本を紹介したい。
貨幣の「新」世界史 ハンムラビ法典からビットコインまで
(株)早川書房 著者はカビール・セガール。
サブタイトルに示されているように、価値のシンボルである貨幣を、
歴史から贈与経済など、多岐にわたり書かれている。
特に心にかかわることには興味を引いた。最後まで興味を失う事なく読み終えた。
ベン・ゾマは言う「豊かな人は、いま持っているものに満足できる」。名言だ。
実は今、町内会で日本赤十字の募金集めの役を仰せつかっている。
そのお陰でお金に興味が持てたのかも知れぬ。
いや逆だろうか。私も募金することにした、この本の影響を受けたのだろう。
お寺や神社での賽銭を供えたり(寄付と言うと罰が当たるかも)
ラッキーな事があると、幸せのおすそ分けと言った気持ちで、
ビッグイシュー(ホームレスが売っている雑誌)を買ったり。
赤い羽根募金をした事もある。
東北地震の際には小遣いひと月分の寄付もした。
しかし普段はまずない、寄付の心はどこかに忘れられている。
貨幣の本であるが金儲けの本ではないようである。
貨幣の「新」世界史
読書