桂離宮は初めての訪問だ。入場制限があり静かな観賞が出来るが案内人が先頭に立ち、参加者25名程の最後尾には警官が付く、勿論私服ではあるが自由に散策出来ない。
スタートするや、早や冬支度作業を眺め、すぐに素晴らしい紅葉を楽しむ。
10人程の外人も混じっていたがヨーロッパ系が殆ど、3人連れフランス人が熱心にカメラを構えていた。
和風建築や石灯篭を眺めては仲間と「ウィ…」「ウィ…」と言っている。
「綺麗だな」「素晴らしい」と言っている仲間に「そうだ、そうだ」と応えているのだろう。
17世紀に宮家の別荘として創建、書院や茶室が数軒建ち、彼らの集いの場であったのだろう。
特に月見に関する説明が多く、「歌月」の額が掛かった写真の建物も月波楼(げっぱろう)と言う茶亭。
お茶を楽しみ歌でも作り、王朝文化を謳歌していたのだろう。
天井に射している光は、立派な池からの反射光です。
時にはその池に船を浮かべて月見をやった様です。
ノンビリした風情です。現代人より寿命は短かったが、自然を喜び内容のある人生を過ごしたのだろう。
数日前のスーパームーンは1年で一番大きな月(一番小さい時より3割大きい)との事だったが、ベランダからせいぜい3分程眺めただけだった。
ゲームに夢中になったり、歩きスマホ、ポケモンゴーを追いかけながら運転したり。
現代の忙しさにまみれた生活を思うと、先人の奥ゆかしさを取り戻せればと思いながらの散策でした。
池に橋の写真は丁度飛び立つ鳥を捉えました。自慢したくて添付。
桂離宮の紅葉
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