今日こそは、天を突くような鉾が起き上がるのを観ようと京都へ。
20カ所以上の山鉾が有るので全部は無理、まず月鉾に向かう。
昨日造った鉾の胴組(骨組み)に横から長い柱を二本取り付ける。
それを梃(てこ)にしてワイヤーで引っ張り、梃を起こしてゆくと胴組は横になる。
写真上が横から差し込んだ梃が上になり、鉾が横になろうとしているところです。
昼食後に再度現地に向かうと、丁度鉾の上に付ける真木(先端に長刀が付く)が四条通の幅いっぱいに出てきた所でした。(写真上から2)
それを胴組に取り付け、上に跳ね上がっていた柱をワイヤーで引き倒し鉾が起き上がりました。起き上がった瞬間には周囲から拍手が巻き起こる、つられて私も。
写真上から4は鉾を引っ張るワイヤーを取り付ける支柱。
道路に専用の穴が掘られている。道路の両側には大勢の人人人…。
流石祇園祭、祭本番でなくてもこれだけの人を呼ぶ。
鉾建はここだけでは無いのです。全ての鉾に人が集まっています。
作業はゆっくりと進むので、長刀鉾以外の月鉾、鶏鉾にわとりぼこ、
函谷鉾かんこぼこ、菊水鉾と他所も駆け巡る。
月鉾では、倒したり起こしたりする胴組の上で扇子を持った若衆が
「えぇ~んやらやぁ~」との采配で鉾は動く。情緒ある風景である。(写真上から5)
月鉾と鶏鉾に付いている御幣(白い稲妻みたいな紙)皆さんもどうぞと言う事で私らも結びつけに参加。(写真上から6)
鶏鉾の引き起し時にハプニング、梃にしている2本の柱間に渡した
ワイヤーを受ける支柱がずれたのだ。
写真下はズレた側につっかい棒を取り付けている様子、着物姿の女性も心配そう。
暫くすると台上の若衆の「よいとせ~」の掛け声とともに無事起立。
拍手と共に我々が取り付けた御幣も鮮やかに見えた。
昔はワイヤーも縄だったのだろう、引っ張るのも機械でなく人だろう。
100人位だったのかな~と、帰りは京都駅まで歩く。
本日も1万3千、元気、元気。
3日続けて京都 3
祭