京都斜め歩き 2

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 京都の斜め道を歩く。
京は南北の道を通(とおり)と呼び、東西を条通と言い、東西南北に碁盤の目状に造られているので有名だ。だが所々に斜めに走る道、しかも結構中心部に見られる。
 今日は大宮通の4条から千本通3条に向け斜めに北上。
二条城のすぐ南にあり後院通(こういんどおり)で、全長800m。
途中に京都府中京警察署が在ったので、斜めに走っている理由を尋ねたが、
愛想よく相手をしてくれた署員4人とも知らなかった。
観光案内所では無いので、無理かと暫く冷房にあたってから、先を急ぐ。
本来の東西南北の道と交差、勿論斜めにだがその道幅は狭い。
帰宅後調べると、千本通に市電を走らせる計画を、当地で栄えていた材木商が反対。
広い道が出来ると街が分断されるとの理由からだ。
そこで斜めに道を造ったのである。地元の古い人には車庫前通とも呼ばれていた。
今では市電は走ってないが、広い道幅はそのまま残ったのだ。
写真左:斜め道の後院通から東西に走る細い錦小路通。
写真右:千本通まで抜けると立命館の立派な校舎が見られた。