上町台地散策

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 久し振りに大阪散策に出かける。
難波宮跡から上町台地を天王寺に向け南下。
上町台地は海抜20m前後で南北12Km、一番高いところは大阪城天守の立つ所で36m。
 天守閣のすぐ南に難波宮が造られ、大化の改新など日本文化が生まれたとされる。
今は何も残されず都会のど真ん中に唯々広々として、当時を想像する贅沢が味わえる。
台地の西側はすぐそばまで海で、海外との行き来も活発で大いに栄えたらしい。
 次にキリシタン大名であった高山右近と細川ガラシャ像が迎えてくれるカトリック教会に向かう。 広い敷地に立派な大聖堂、異教徒ではあるが神の祝福を受けに少しだけ入場。
ステンドグラスに囲まれた部屋には、立派なパイプオルガンが据えられ幻想的だ。
 玉造稲荷神社では頭が少しでも衰えませんようにと鳥居の頭を撫でておいた。
てっぺんに手が届く有りがた~い鳥居は珍しいので写真を一枚。
 六文銭のノボリがなびく三光神社では真田幸村の受け穴がある。
大阪城まで続いていたと言われるが、本当だろうかと覗く。
穴には柵が設けられ中には入れぬ、入口前に幸村像が頑張っていた。
幸村が徳川軍と戦した跡地は陸軍墓地となり4800柱の墓標が整然と並ぶ。
 高津神社の高台より市内を眺める、やはりここも昔は港で千石船の模型が陳列されている。
「高きに登りてみれば煙立つ民のかまどは賑わいにける」と詠われた頃は遠く淡路島が望めたそうだ。
 途中で仲間の絵画展に立ち寄ったりで、予定のコースの半分で打上げとなる。
2万歩余り歩いた後のビールは最高。 健康ならばこそと感謝、感謝。
残りは次回、天王寺から北上する予定、市内にこんな歴史が残り見所一杯。
いつでも中断して一献やれるのも便利だ。