戦後70年で安倍談話、歴史問題が話題に上るこの頃である。
その関連で以下の5冊を読んだ。面白かったので紹介します。
☆「GHQ焚書図書開封」 (株)徳間書店 西尾幹二
全10巻中3巻まで読んだ。すべて後書きまで読む。
3巻は後書きだけで26ページもある、それでも最後まで読んだ。
注が巻末など別ページでなく文中に書かれているのも読みやすい。
太平洋戦争は真珠湾奇襲から語ると日本だけが悪者になる。忠臣蔵を討ち入りから眺めると、押し入り殺人としか見られぬ。この結果に至る原因がわからねばと言うくだり、特に気に入る。じゃ太平洋戦争はいつまで遡れば良いのだろう。著者の西尾さんは、東インド会社の時代だと述べている。
☆「廃墟の零年1945」 (株)白水社 イアン・ブルマ
GHQ焚書図書開封は日本人が書いたな‥とアリアリとわかる。外人が読むと違和感を覚えるだろう。
イアン・ブルマはオランダ人であり、舞台はヨーロッパが主で有るが、日本も登場する。日本人以外が書いている点が参考になる。
☆「向かいあう日本と韓国・朝鮮 近代編」 (株)大月書店 歴史教育者協議会
日韓の共同執筆であり公平さに気を使っている。
☆「日本降伏 ― 迷走する戦争指導の果てに」 日本評論社 纐纈 厚
戦争を知らない世代が主力となるこれからの時代、この機に少しは考えてみるには良い本だと思う。
戦争自体の体験が有る訳ではないが、本などにより埋め合わせる事が出来ると思い読んだ次第です。
かく言う私も(73才)、戦後に満州の奉天(現在の中国 瀋陽)より引上げ、その後も含めた大変さは親から聞き知った部分が殆どである。
引上げ当時の悲惨さや、職探しに半年程関西を中心に移動し、苦労の末、最終的には呉市に落着きました。しかし苦労や、悲惨さの記憶が殆どありません。幼かった事もあるが、親の努力が有っての事と感謝、感謝です。
戦後70年
読書