駅前の不動産屋の表に「立命館大歓迎」の立て看板。
何気に眺めると6万円~9万円の独身用マンションが3件、結構するなぁ~と眺める。
この界隈は4月開校の立命館で賑わうのだと嬉しく思っていると
若い店員がニコニコと「お部屋をお探しですか」と出てくる。
高いなぁと思った物件はすべて新築、中古なら半値が相場との事。
近所に食事付きマンションが建築中だが‥と尋ねると。
奥村が建てている物件ですね。高いですよ、一番安い部屋4畳一間で6万台。
人気がなくて今の所あまり契約が無い様子。
食事付きは便利と思ったが、最近の若者には敬遠されるようだ。
今この時期は、世間慣れした在学生が物色中で、新入生が探し始めると埋まるだろうか?
現代の学生はプライベートを重んじ、食事時間の決まり、帰宅時間の制限などを嫌う様だ。
贅沢である。 学生時代は学業、人付き合い等の勉強、修行の時である。
我ままは自分で稼げるようになってからだと思う。
凡人である私は、社会人を経験し、苦労させた両親を失ってから思うのです。
50年前の経験だが下宿なら食事も掃除も時には洗濯までやってくれた。
遅くに帰宅してビールと言うと嫌な顔をされる以外は快適だった。
風呂は共同、廊下沿いに3部屋あり4人の学生が住んでいた。(私は弟と相部屋してた)
仕切りは襖、勿論鍵なし、大家のおばさんが気が向いたときに勝手に掃除してくれる。
当時は畳1枚1000円が相場だった、4畳半なら月4~5千円だ。
初任給が今の20分の1ぐらいの時代です。
偉そうに言った私も当時はバイトにかまけて、制限時間を超えて帰宅し遠慮なく「ビール」と我まましていると、他の住人に示しがつかぬとの事で追い出された。
外食と喫煙はせず、金を稼いだ日以外は飲まぬと決めてましたがね。
近所に貸家(長屋でトイレは共同、風呂なし)を世話してくれ、引っ越しにはリヤカーまで貸してくれました。 親切なおばさんに感謝です。
荷物はリヤカー1台で2人分を十分運べる量です、今の学生さんはやはり贅沢では。
下宿
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